《あらすじ》
武装探偵、通称『武偵』。それは凶悪化する犯罪に対抗するため武装を許可された探偵である。トップレベルのSランク武偵・アリアの相棒に選ばれてしまった(普段は)ただの一般人・遠山キンジ。伊藤マキリの裏切りに遭いながら、ネモの暗殺を阻止すべく父・遠山金叉の超人技に立ち向かうキンジたち。激闘の末、帰国するキンジにはNのメンバーで“エルフ”の美女エンディミラがついてきてしまうことになる。独自の文化を持ち、色っぽく、そしてなぜかとても知りたがりのエンディミラ―戦果として自分を奴隷にしろと迫る彼女に困惑するキンジの元へ、さらなる想定外のトラブルと、過去に類を見ない難敵が忍び寄り…!?大スケールアクション&ラブコメディー第32弾!
開幕から大スケールな親子喧嘩の勃発。父・遠山金叉 vs 遠山キンジ&ジーサードの対戦カード。
遠山キンジも世界人外ランキングのランカーとして君臨し人類を超越した妙技の数々を持つ主人公ではあるけれど、その親の強さはそれをはるかに上回る人外ぶりでした。
緋弾のアリアの世界観では謎理論に謎理論を構築することで、人間は局地的な地震を繰り出すことができるそうです。もう意味がわからない。
要するに、足から繰り出す振動に共振させて増幅することで地震が引き起こされるそうです。ますます意味がわからない。
主人公においては銃弾を素手で止めることができ、その衝撃も関節という関節を経由して全て分散させる変態的な体の構造をしていたりするので人類の可能性を感じてしまいます。
遠山金叉との激闘の末、身寄りのないNのメンバーの女性三人を奴隷として引き取ることになったキンジ。女運が悪いと見るのか、異種族のエルフ美女を奴隷にできて幸運と見るのか……。ヒステリアモード的には危険物だけど、奴隷として引き取り日本でのアパート生活での様子を見ていると最高にラブコメってますね。世界各地で美女をひっかけては手籠めにする天然ジゴロが強敵を骨抜きにして惚れさせるまでの流れがたまらないです。
シリーズ最新作が刊行されるたびに、『キンジのハーレムで世界征服できる戦力があるんじゃないか?』とか思ってしまいます。